ねこ太郎ねこの音楽ブログ

洋楽翻訳や歌詞考察を通して音楽をもっと楽しむ!ためのブログです。

Cee Lo Green - FUCK You / Forget You について

私はこの曲を「Forget You」と記憶してましたが、改めて調べてみるとオリジナルタイトルは「FUCK You」でした。「Forget You」はどうやら公の場で使用されるいわゆる「クリーンバージョン」のようです。この歌に含まれる「Fuck you」には「クソ!」や「チクショウ」などの意味合いで使用されており、そこまで汚い意味では使われていませんが、「Fuck」という単語自体に下品な意味が含まれるため英語圏では様々な曲で使用が控えられています。You Tubeなどで洋楽を漁っていると、たまにタイトルのあとに「(Radio Edit)」とついている曲がありますが、それは避けるべき表現を除いた「クリーンバージョン」であることを表しています。

 



[Chorus]
I see you drivin' 'round town with the girl I love
And I'm like, "Fuck you" (Ooh, ooh, ooh)
I guess the change in my pocket wasn't enough
I'm like, "Fuck you and fuck her, too"
Said if I was richer, I'd still be with ya
Hah, now ain't that some shit? (Ain't that some shit?)
And although there's pain in my chest, I still wish you the best
With a, "Fuck you" (Oh, ooh, oooh)

[Verse 1]
Yeah, I'm sorry, I can't afford a Ferrari
But that don't mean I can't get you there
I guess he's an Xbox and I'm more Atari ※1
But the way you play your game ain't fair

[Pre-Chorus]
I pity the fool that falls in love with you
Oh shit, she's a gold digger
(Well) Just thought you should know, nigga
Ooh, I've got some news for you
Yeah, go run and tell your little boyfriend

[Chorus]

[Verse 2]
Now I know that I had to borrow, hah
Beg and steal and lie and cheat
Tryin' to keep ya, tryin' to please ya
'Cause being in love with your ass ain't cheap, now

[Pre-Chorus]
I pity the fool that falls in love with you
Oh shit, she's a gold digger
(Well) Just thought you should know, nigga
Ooh, I've got some news for you
Ooh, I really hate yo' ass right now

[Chorus]

[Bridge]
Now baby, baby, baby
Why d'you wanna, wanna hurt me so bad?
(So bad, so bad, so bad)
I tried to tell my momma, but she told me
"This is one for your dad"
(Your dad, your dad, your dad)
Yes, she did, and I'm like
Uh! Why? Uh! Why?
Uh! Why, lady?!
Oh! I love you
Oh! I still love you, oh

[Chorus]

以下、訳

 

[Chorus]
俺の好きな娘と街でドライブしているお前の姿を見ちまった
こう思ったよ「クソ!」ってさ
俺の持ってる金じゃあ足りなかったんだな
こう思ったよ「あの女もクソ!」ってさ
もし俺が金持ちだったらまだ一緒にいたって?
なあもうひどいことはないよな?
胸がチクチク痛むけど、いまだに君が一番だって思っちまう
「クソッ!」って思いながらな

[Verse 1]
すまねえなフェラーリなんて買う余裕ない
でも君を落とせないってことにはならないだろ
あいつはXboxで俺はAtariってところか  ※1
でも君の遊ぶゲームはフェアじゃないな

[Pre-Chorus]
君に恋する俺はなんて愚かなんだ
ひでえよ金目当てなんて
ダチは気づくべきだ
なあ伝えたいことがあるんだ
そっかどっかいっちまえ、おチビな奴と話してろ

[Chorus]

[Verse 2]
借りなきゃいけない事はわかってる
頼んで盗んで嘘ついてずるだってする
君をキープしようとして、喜ばせようとして
なぜって君への恋は安物じゃないからね

[Pre-Chorus]
君に恋する俺はなんて愚かなんだ
ひでえよ金目当てなんて
ダチは気づくべきだ
なあ伝えたいことがあるんだ
ああやっぱり君のことが大嫌いだ

[Chorus]

[Bridge]
ねえ
なぜ君は俺の心を傷つけたがるんだ?
ママに聞こうとしてみたけど、こう言われたよ
"パパに聞いてみたら?"
君はひどいよ
なぜなんだ?
なぜなんだ?教えてくれ
ああ!大好きなんだ
今でも愛してる!

[Chorus]

 

※1・・・「he's an Xbox and I'm more Atari」について
ゲーム機器周辺に詳しい方ならピンとくる歌詞かもしれませんが、「Atari」を知っている日本人は多くはないのではないでしょうか。「Atari」はアメリカのゲーム会社です。1977年に家庭用ゲームとして「Atari 2600」を発売しますが、ハードとソフトの需要供給バランスが取れなくなってしまい、大量に破棄されてしまうことになります(破棄場所はいまでも「ビデオゲームの墓場」として有名)。一方でXboxマイクロソフトが手掛けるゲーム機で、今でも欧米では人気を博しています。それぞれのゲーム機の立場を引用した歌詞となっています。

 

いい機会だったので改めて「Fuck」について由来や用法を調べました。ここでは述べませんが興味のある方はぜひどうぞ(参考wikihttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%83%E3%82%AF)。良い意味で使われることも多いそうですが、うっかり使い方を間違えると信用を失いかねないので基本的に使わないのが身のためだと思っています。
先述したようにこの曲には、クリーンバージョンの「Forget You」があり、そのMVもしっかり用意されています。MVの基本的な構成は「FUCK You」と同じですが、Cee Lo Greenの口の動きがちゃんと「Forget You」を発音していたり、「Forget You」向けに細かく描写が変更されています。今回のように、同じ曲でもバージョンの違いを認識することで、文化的な背景や思想の考察ができるのは面白いです。

 

Wham! - Last Christmas について

今回は珍しく(?)世間に乗っかって、クリスマスソングをチョイスしました。このシーズンになると街のあちこちで耳にする、「Last Christmas」です。この曲はクリスマスソングの三本の指に入るといっても過言ではないと思いますが、実は「失恋ソング」です。状況にもよりますが、ロマンチックな場所でこの曲が流れていると少々ちぐはぐな感じがします。

 



[Intro]
[Chorus]
Last Christmas, I gave you my heart
But the very next day, you gave it away
This year, to save me from tears
I'll give it to someone special
Last Christmas, I gave you my heart
But the very next day, you gave it away (You gave it away)
This year, to save me from tears
I'll give it to someone special (Special)
[Verse 1]
Once bitten and twice shy
I keep my distance, but you still catch my eye
Tell me, baby, do you recognize me?
Well, it's been a year, it doesn't surprise me
[Verse 2]
"Merry Christmas" I wrapped it up and sent it
With a note saying, "I love you", I meant it
Now I know what a fool I've been
But if you kissed me now, I know you'd fool me again
[Chorus]
[Verse 3]
A crowded room, friends with tired eyes
I'm hiding from you and your soul of ice
My God, I thought you were someone to rely on
Me? I guess I was a shoulder to cry on
[Verse 4]
A face of a lover with a fire in his heart
A man under cover but you tore me apart
Ooh-hoo
Now I've found a real love, you'll never fool me again
[Chorus]
[Outro]

 

以下、訳

 

[Intro]
[Chorus]
去年のクリスマスは君に心を捧げたのに
次の日にはフラれてた
今年は涙で悲しまないように
特別な誰かを愛そうと思う
去年のクリスマスは君に心を捧げたのに
次の日にはフラれてた
今年は涙で悲しまないように
特別な誰かを愛そうと思う

[Verse 1]
痛い目にあって尻込みしてた
距離を置いてみるけど君のことを目で追ってしまう
ねえ僕のことは見えてるかい?
もう一年経ってすっかり驚かなくしまった
[Verse 2]
"メリークリスマス" と書かれたプレゼントを送った
"I love you"っていうメッセージを添えて
今思うと愚かだったって思う
でも今君にキスされたらまたバカになってしまう
[Chorus]
[Verse 3]
混みあった部屋で友達は疲れた目をしてる
僕は君と君の冷淡な心から隠れている
なあ、君は信頼できる人だと思ってたのに
僕はただの相談役だったんだな
[Verse 4]
恋人を見て恥ずかしがる彼の心
その男は隠れていたけど、君は彼を遠くにやった
でも僕はやっとほんとの愛を見つけたんだ、
もう君に悩まされることなんてないだろう
[Chorus]
[Outro]


主人公は去年のクリスマスにいわゆる「クリスマスマジック」的な事を期待してしまったのでしょうか(気持ちはとても分かる)。結果としてはフラれてしまったようですが、今年はまた新たな恋人候補が出来たようです。ただ最後の「Now I've found a real love」にしっかりフラグが仕込まれており、「これは今年も上手くいかないんじゃないか」と疑ってしまいます。「無限ループってこわくね?」というやつですね。でも人生は有限なので、いつか彼にも「終わり」が来るでしょう。


話はそれますが、我が国では年末に「レコード大賞」なるものがあります。今年も既にノミネート作品が選出され、31日には大賞が決定されます。また年末はレコード大賞だけでなく紅白歌合戦等、日本の音楽が盛り上がるシーンでもあります。私のブログでも世の潮流に乗って、次回からは「邦楽の歌詞考察・楽曲分析」にも取り組もうと思います。

Jessie J - Price Tag について

モノに対する価値は人によって様々ですが、ほとんどの場合、そのものには既に「価値」が付与されていることが多いように感じます。例えば洋服の場合、それには「値札」がついており、それが8000円であればその洋服の「価値」は「8000円」と社会的に定義されてしまいます。そして人はしばしば自分をよく見せるために「価値」の高いモノを求め、身に纏おうとします。それが音楽であったとしても、同様のことが言えそうで、社会的に人気のある曲は必然的に「価値」が上がり、それを求める人も多くなります。(私もこうして人気曲ばかり選曲してしまいます。)私たちは知らずうちに、社会が定めた/作った「価値」に翻弄されているのかもしれません。

 



[Intro: Jessie J]
Okay, Coconut Man, Moonhead and Pea ※1
You ready?

[Verse 1: Jessie J]
Seems like everybody's got a price
I wonder how they sleep at night
When the sale comes first and the truth comes second ※2
Just stop for a minute and smile
Why is everybody so serious?
Acting so damn mysterious
Got shades on your eyes
And your heels so high that you can't even have a good time

[Pre-Chorus: Jessie J]
Everybody look to their left
Everybody look to their right
Can you feel that? Yeah
We're paying with love tonight

[Chorus: Jessie J]
It's not about the money, money, money
We don't need your money, money, money
We just wanna make the world dance
Forget about the price tag
Ain't about the, uh, cha-ching, cha-ching
Ain't about the, yeah, ba-bling, ba-bling
Wanna make the world dance
Forget about the price tag

[Verse 2: Jessie J]
Okay
We need to take it back in time
When music made us all unite
And it wasn't low blows and video hoes ※3
Am I the only one getting tired?
Why is everybody so obsessed?
Money can't buy us happiness
Can we all slow down and enjoy right now?
Guarantee we'll be feeling alright

[Pre-Chorus: Jessie J]

[Chorus: Jessie J]

[Verse 3: B.o.B]
Yeah, yeah, well, keep the price tag, and take the cash back
Just give me six strings (six strings) and a half stack (half stack) ※4
And you can, can keep the cars, leave me the garage
And all I, yes, all I need are keys and guitars
And guess what? In 30 seconds, I'm leaving to Mars
Yeah, we leaping across these undefeatable odds
It's like this man, you can't put a price on a life
We do this for the love, so we fight and sacrifice every night
So we ain't gon' stumble and fall, never
Waiting to see this in the sign of defeat, uh-uh
So we gon' keep everyone moving their feet
So bring back the beat, and then everyone sing
It's not about the money

[Chorus: Jessie J, B.o.B]

[Outro: Jessie J]

 

以下、訳

 

[Intro: Jessie J]
Coconut Man、Moonhead、Pea ※1
用意はいい?

[Verse 1: Jessie J]
皆お高くとまってるように見える
どうやって寝てるか気になるわ
安売りがあったってすぐに真実が現れるわ ※2
ちょっと立ち止まって笑顔を作ってみなよ
皆はなんでそんなマジになってるの?
馬鹿みたいに神妙な面持ちで
目に陰りが見えるし
ヒールが高すぎて楽しむことも出来てない

[Pre-Chorus: Jessie J]
左を見たり
右を見たり周りを気にしてる
わかるかしら?
私たちは今夜は愛を与えているの

[Chorus: Jessie J]
お金なんかじゃなくて
あなたのお金なんて必要ないわ
世界中の人を踊らせたいだけ
値札のことは忘れましょう
儲けることなんて考えない
キラキラした輝きなんかいらないの
世界を盛り上げたいの
値札なんて関係ない

[Verse 2: Jessie J]
いい?
あの頃に戻らないと
音楽が皆をひとつにしてた頃に
卑怯なんてなくて美女ばっかりの映像もなかった ※3
なんで私だけこんな疲れてしまったの
一体何に取りつかれたの?
お金じゃ幸せは買えないわ
もっとのんびりしてこの瞬間を楽しもうじゃない?
大丈夫って保証するわ

[Pre-Chorus: Jessie J]

[Chorus: Jessie J]

[Verse 3: B.o.B]
なあなあ、そうだな、タグはつけたまま金は返してもらおう
6本の弦とハーフスタックさえくれればいい ※4
ああそれから、俺をガレージに残して車だって持ってけばいい
そう俺が欲しいのは、必要なのはキーとギターだけだからね
どうなるかって?たった30秒で火星に向かってやるよ
そうさ無謀な賭けだって乗り越えてやるさ
こんなヤツなら人生に価値なんてつけられないだろ
俺たちは愛のためにやるんだ、だから毎晩身を削って闘ってる
だから躓(つまず)いて落ちぶれてなんていられない、これからもな
敗北が知りたいね
だから俺たちは皆の足を動かし続けるんだ
だからビートを戻して皆で歌おうぜ
金なんて関係ねえ

[Chorus: Jessie J, B.o.B]

[Outro: Jessie J]

 

※1・・・「Coconut Man, Moonhead and Pea」について

この部分ではそれぞれ以下の人物を指しています。
①Coconut Man(ココナッツマン)→Dr. Luke。作曲家で歌手。有名どこで言うと
Avril Lavigne"Girlfriend"なんかも手掛けたそうです。ココナッツが大好きなので「Coconut Man」と呼ばれているそうです。
②Moonhead(月みたいな頭)→Claude Kelly。こちらも作曲家・歌手です。広いジャンルの曲を得意としていてPitbullの"International Love"なども手掛けています。頭が大きいので「Moonhead」。
③Pea(豆)→Jessie J自身。Jessie Jの幼少期からの愛称の一つです。頭が小さいので「Pea」。

※2・・・「When the sale comes first and the truth comes second」について
ここは「安売りがあったってすぐに真実が現れるわ」と訳しましたが、要は「値段ばかり見てしまって、中身(内容)の価値に気づかない」ことを表現しています。

※3・・・「low blows and video hoes」について
どちらも意味が分からなったので調べました。
「low blows」は「低い位置へのブロー」の意が転じて「ずるく卑怯なこと」を表します。ボクシングの反則の一つにも「ローブロー」があるらしいので、ボクシングに詳しい方なら意味がよくわかるかもしれません。
「video hoes」の「hoe」はいわゆる「軽い女」や「ビッチ」を指します。"whore"(売春婦)の発音が由来となっているそうです。私は「video hoes」を「(視聴率を取るために)女性を起用した映像」と解釈しました。TVのCMなどがいい例だと思います。

※4・・・「half stack」について
ギターを扱っている方ならわかるかもしれませんが、「half stack」はギターのアンプとスピーカーが重なったもの(あるいはセットになったもの)を指します。見ると「ああこれかあ」となると思います。気になる方は調べてみてください。

 

曲の言わんとしていることはよくわかりますが、この曲が音楽業界で評価され、ヒットしてしまったのもまた皮肉だと思ってしまいます。

さて曲の後半は音楽の価値について歌っています。音楽というものは聴いた人に様々な感情を届けたり、シェアすることができるものですが、形はないので「価値」を決めるのは人それぞれになってしまうと思います。私は3歳か4歳の頃に「とけいのうた」という約30秒しかないオリジナル曲をばあちゃんの前で披露しました(その時はベッドがステージ替わりだった)。喜んで聞いてくれるばあちゃんを見て私も嬉しかったのを覚えています。自分にとって「価値」のある曲はひとつ、「とけいのうた」のように人を喜ばせることのできる曲だなあと思っています。

Dua Lipa - New Rules について

自分の中で何かを習慣化しようとするとき、「ルール」を作る方が多いと思います。例えば筋トレを習慣化したいときは、①月・水・金でジムに行くこと②有酸素運動は20分以上すること③間食は控えること、などといった「ルール」の設定が考えられます。「ルール」を作ることで目標が明確になり、計画的にそれを実行しやすくなるのは間違いないと思います。ただ自分の中で定めた「ルール」を守れる人はこの世にどのくらいいるのでしょうか。少なくとも私は自分で設定した「ルール」を守れたことは一度もないことを(恥ずかしげもなく)豪語できます。

 



[Intro]

[Verse 1]
Talkin' in my sleep at night, makin' myself crazy
(Out of my mind, out of my mind)
Wrote it down and read it out, hopin' it would save me
(Too many times, too many times)

[Refrain]
My love, he makes me feel like nobody else, nobody else
But my love, he doesn't love me, so I tell myself, I tell myself

[Pre-Chorus]
One: Don't pick up the phone
You know he's only callin' 'cause he's drunk and alone
Two: Don't let him in
You'll have to kick him out again
Three: Don't be his friend
You know you're gonna wake up in his bed in the morning
And if you're under him, you ain't gettin' over him

[Chorus]
I got new rules, I count 'em
I got new rules, I count 'em
I gotta tell them to myself
I got new rules, I count 'em
I gotta tell them to myself

[Verse 2]
I keep pushin' forwards, but he keeps pullin' me backwards
(Nowhere to turn, no way)
(Nowhere to turn, no)
Now I'm standin' back from it, I finally see the pattern
(I never learn, I never learn)

[Refrain]
But my love, he doesn't love me, so I tell myself, I tell myself
I do, I do, I do

[Pre-Chorus]

[Chorus]

[Bridge]
Practice makes perfect
I'm still tryna learn it by heart (I got new rules, I count 'em)
Eat, sleep, and breathe it
Rehearse and repeat it, 'cause I (I got new)

[Pre-Chorus]

[Chorus]

[Outro]

 

以下、訳

 

[Intro]

[Verse 1]
寝ているときだって呟いていた、おかしくなっちゃたの
(無意識のうちに)
書いては読み、それが助けになることを期待してた
(何度も何度もね)

[Refrain]
愛ね、彼は私を特別な存在だと思わせてくれるの
でも私の愛は一方的なの、そうだから自分に言い聞かせたわ

[Pre-Chorus]
その1: 電話に出てはいけない
酔ってるか一人で寂しい時にしかかけてこないのは知ってるの
その2: 彼に心を許さないで
また彼を追い出すことになるわよ
その3: 友達にならないで
朝は彼のベッドで目を覚ますことになるわよ
一度下手にでたら乗り越えられなくなるわ

[Chorus]
だから新しいルールを作ったの、唱えるわ
新しいルールを作ったの数えるわね
自分に言い聞かせるの
新しいルールを作ったの数えるわね
自分に言い聞かせるの

[Verse 2]
私は前に進み続けようとするのに、彼は後ろに引き戻してくるの
(引き返す場所なんてないわ、ばかね)
(引き返す場所なんてないの)
今私はその裏側にいてやっとその様子に気づいたの
(私ったらほんと学ばないのね)

[Refrain]
私の愛は一方的なの、そうだから自分に言い聞かせたわ
それを実行するだけよ

[Pre-Chorus]

[Chorus]

[Bridge]
練習は完ぺきだった
今でも心で学ぼうとしているの(新しいルールを作ったの数えるわね)
食べる、寝る、息をするように
練習して繰り返すわ、ルールを作ったんだから

[Pre-Chorus]

[Chorus]

[Outro]

 

天邪鬼な私が思うにこの曲は「依存からの脱却を図ろうとする姿」を描くことで逆に「恋愛のドつぼに嵌(はま)っていく姿」を表現したかったのではないかと思います。主人公は「ルール」を唱えるたびに「彼」の事を思い出すことになるだろうし、前述したように(人にもよりますが)「自分ルール」を守るのは至難の業であるからです。寝ようとすればするほど眠れない「あの現象」と同じです。主人公はこれから本当に3つの「ルール」を守れるのでしょうか?

気分を上げる洋楽まとめ②(Avicii - Levels など7曲)

気分を上げる洋楽まとめ②(Avicii - Levels など7曲)

今回は個人的に好きな曲をまとめました。どの曲もノリがよく元気をもらえる曲です。皆様にとっての「お気に入り」が見つかれば幸いです。

Avicii - Levels
スウェーデン出身のDJ、Aviciiの代表作です。とにかくノリがよくMVもシュールで面白いです。Break部分ではEtta Jamesの「Something’s Got a Hold on Me(1962)」がサンプリングされています。私は「Levels」を何百回と聞いていますが聞くたびに新たな「音の発見」があり、Aviciiの底知れぬ音作りへのこだわりに腰を抜かしています。

 

Mike Posner - I Took A Pill In Ibiza (Seeb Remix)
※微閲覧注意(一部過激な表現が含まれます)
「I took a pill in Ibiza to show Avicii I was cool.」(Aviciiにかっこつけるためにイビザでクスリをやったんだ)という歌詞から始まるこの曲は、Seebという二人組のプロデューサーがMike Posnerの「I Took A Pill In Ibiza」をリミックスしたものです。結果、オリジナルよりもリミックスが有名になってしまいましたが私はオリジナルも好きです。

 

AronChupa - I'm an Albatraoz

AronChupaはAviciiと同じスウェーデン出身のDJです。私の勝手なイメージですがこの曲には「ウィスキー」が合う気がします。2分半という比較的短い曲ではありますが中毒性はえげつなく、ヘビーローテーションにはもってこいです。

 

Clean Bandit - Rather Be ft. Jess Glynne

Clean Banditはこの曲で一躍有名になったといっても過言ではないと思います。なぜかMVは日本で生活する一般女性が描かれています。狙ったかどうか定かではありませんが、いわゆる海外から見た「勘違い日本」が随所に見れて面白いです。

 

Caravan Palace - Lone Digger

 Caravan Palaceはフランスを中心に活動しているバンドです。ジャズ×エレクトロニックという斬新なジャンルを得意としたグループで、オンリーワンの音を聞かせてくれます。あとねこもかわいい。

 

Daft Punk - One More Time (Official Video)

同じコード進行が基本的に繰り返され頭に非常によく残ります。アニメ調のMVと曲がなんか合ってないような気がするのは私だけでしょうか。ですがその違和感が逆に癖になるといえば否定ができなく、なんか悔しいです。 Daft Punkはいつかブログ内でまた紹介します。

 

Noisestorm - Crab Rave [Monstercat Release]

この曲は当初エイプリルフールネタとして発表されたようです。しかしそのキャッチ―なメロディとUnreal Engine(クリエイターツール)で作成された🦀たちのダンスが話題を呼び、「人気になってしまった」ようです。MVは見ているだけでも楽しいです。

 

今回は以上7曲を紹介させていただきました。皆さんは気になった曲などありましたでしょうか。いろんな曲を聴きながら曲の選定をしたので非常に楽しかったです。自分の中のリストが埋まり次第、この「まとめ」は継続して投稿し続けていこうと思っています。

a-ha - Take On Me について

この曲を聞くたびに70~80年代に戻った気分になります。ただ私はその時代に生きていなかったので「気分」はあくまで「気分」のままです。その時生きていなくとも、その時代に流行った音楽や映画等の芸術を体験することで、自然と自分の中に「その時代のイメージ」が出来上がっていることにはっと気づかされます。

ちなみに当時(1986年)において、カートゥンと実写映像が融合したMVはとても画期的なもので後の音楽シーンに大きな影響を与えています(この手のMVを見るとすべてtake on meのオマージュだ!となって喜んでしまいます)。芸術性も高いようで友人曰く、美術大学の教材等にも使われているようです。

 



[Verse 1]
We're talking away
I don't know what I'm to say
I'll say it anyway
Today's another day to find you
Shying away
I'll be coming for your love, okay?

[Chorus]
Take on me (Take on me)
Take me on (Take on me)
I'll be gone ※1
In a day or two

[Verse 2]
So needless to say
I'm odds and ends ※2
But I'll be stumbling away
Slowly learning that life is okay
Say after me
It's no better to be safe than sorry

[Chorus]

[Instrumental Break]

[Verse 3]
Oh, things that you say
Is it a life or just to play my worries away? ※3
You're all the things I've got to remember
You're shying away
I'll be coming for you anyway

[Outro]

 

以下、訳

 

[Verse 1]
僕らはお喋りしてる
自分が何を言いたいかわからないけど
とにかく伝えたいんだ
別の日に君を見つけて
気が進まないけど
愛のために君に会いに行くだろう

[Chorus]
受け入れてくれ
僕のことを
死んでしまいそうだ ※1
もうすぐにでも

[Verse 2]
いうまでもなく
僕はとるに足らない存在だ ※2
つまずくこともあるだろうけど
人生は悪くないってわかり始めた
僕に続いて言ってくれ

安泰でいるより後悔する方がマシって

[Chorus]

[Instrumental Break]

[Verse 3]
ねえ君の言ってることは
素で言っているの、それとも僕を弄(もてあそ)んでるの? ※3
僕が思い出すのは君のことだけなんだ
君は恥ずかしがるけど
とにかく会いに行くよ

[Outro]

 

※1・・・「I'll be gone」について

ここでの「gone」は形容詞であり「go」の過去分詞「gone」とは意味が異なり、「死ぬ」という意味で使用されます。因みに去年世間を賑わせたゴーンは「Ghosn」ですので「Ghosn」について言及したいときは注意が必要です(?)。

※2・・・「odds and ends」について

最初「奇妙で終わってる」と訳そうとして「なんてネガティブなやつなんだ」なんて思ってしまいましたが、これはイディオムで「がらくた」や「価値のうすいもの」を指すそうです。由来は「(布の)end(端くれ)」などの「odd(余り)」から来てるそうですが確かなことはわかりません。

※3・・・「Is it a life or just to play my worries away?」について

「life」の訳し方に迷いましたが、最終的に「素(いつもの行動)」と訳しました。理由は二つあって、①「思わせ振りな言動」という文脈に対して適した表現だと考えたから、②「life」という単語には「生活(=日常)」という意味が含蓄されているから、です。どちらにせよこの部分では相手に振り回される「主人公」の姿が目に浮かびます。

 

曲にはあまり関係のない話ですが、4K映像はどこまで世間に浸透しているのでしょうか。今回紹介した「Take On Me」のMVは4Kらしいですが、私には見る環境もないし、見たとしてもいまいち違いがわからないと思います。今後4Kのサービスが多くなったらディスプレイを買うのは個人的にアリだと思っています。
なお一般的なディスプレイのサイズだと人間は8Kくらいの解像度までは認識できるようです(それ以上解像度を上げても同じ画質に見える)。デバイスの話になると長くなりそうなのでここでは控えておきます。

David Guetta - Play Hard ft. Ne-Yo, Akon について

「たくさん働いてたくさん遊ぶ」というのは、社会人にとって一つの理想のように思われます。私自身もそういう大人たちを見ているとかっこいいなあと憧れてしまいます。快適に働くために遊び、思い切り遊ぶために働くという無限サイクルを身に着けてしまえば怖いものなしですが、常に状況が変わる世の中で、それを実行に移すのは中々にHardだと思います。

 


※一部MVの歌詞と順序が異なります

 

[Chorus: Ne-Yo]
Hey, said a hustler's work is never through
We making it 'cause we make it move
The only thing we know how to do
Said it's the only thing we know how to do
Work hard, play hard
Work hard, play hard
We work hard, play hard
Keep partying like it's your job
Work hard, play hard
Work hard, play hard
We work hard, play hard
Keep partying like it's your job, eh

[Verse 1: Akon]
Come on, baby, and drop it
Scrub the floor and just mop it
Show these gangsters how you pop lock it ※1
Don't care what you got in your pocket
I get the way that you rocking
Flip that thang thang don't stop it
When I just bang bang and pop it
While the club crowded just watch you (Work it out)

[Pre-Chorus: Akon]
Got a gang of cash and it's going all on the bar (Now work it out)
And it's going fast cause I feel like a superstar (Now work it out)
And you may not have it, I might just broke the law (Now work it out)
It's your time to grab it, now make this whole thing yours
(Now work it out)

[Chorus: Ne-Yo]

[Verse 2: Akon]
Some pressure that we can push
Ladies can't get enough
Got my fitness, I'm looking buff
And all my people with me, I trust
Holding down for my city
If they asking you, I'm not guilty
Only thing that I'm guilty of is making you rock with me
(Work it out)

[Pre-Chorus: Akon]

[Chorus: Ne-Yo]×2

以下、訳

 

[Chorus: Ne-Yo]
俺らの仕事は終わらないんだ
体を動かして取りかかろうぜ
俺たちにはわかることがある
どうやってやるかわかってる
思いっきり働いて思い切り遊ぶんだ
思いっきり働いて思い切り遊ぶんだ
思いっきり働いて思い切り遊ぶんだ
仕事のようにパーティを続けよう
そう思いっきり働いて思い切り遊ぶんだ
思いっきり働いて思い切り遊ぶんだ
仕事のようにパーティを続けよう

[Verse 1: Akon]
仕事なんかやめてこっちに来いよ
フロアを踏み鳴らして踊るだけさ
そこらのチンピラに君のダンスを見せつけてやれ  ※1
ポケットに入ったものなんか気にするな
それが君のロックなんだな
さあ体を翻して、踊り続けよう
俺が馬鹿みたいにノってる間に
クラブのみんなはお前の事だけ見てる

[Pre-Chorus: Akon]
バーの賞金稼ぎになったんだ 
スーパースターの気分で一瞬だった
君が何も待ってなくても俺が掟を破ってやる
今はお前の時間なんだ、すべてのものが手に入る

[Chorus: Ne-Yo]

[Verse 2: Akon]
その程度の軽い迫力じゃ
女性は満足できない
たくましい動きでファンを眺めるんだ
俺は周りの人間をみんな信じてる
この街は俺のものだ
もし尋ねられても俺に罪はないさ
罪があるとすれば君をロックにしたことだな

[Pre-Chorus: Akon]

[Chorus: Ne-Yo]×2

 

※1・・・「pop lock it」について

「ロックンロール」のロックは「Rock」ですがここでは「Lock」となっています。歌の内容的には「Rock」なんじゃないかなあと思い調べてみると、「Lock」は「鍵を閉める」ではなくダンスの手法であることが分かりました。ただ意味合いとしては「鍵がかかったような」ダンスで、激しい動きをしたり、急に止まったりするその姿からそう名付けられたようです。身近な例で言うと、DA PUMPの「USA」ダンスがロックダンスにあたるようです。「Rock」と「Lock」は聞き分けるのが非常に難しいので「ロック」と聞こえたら「なんかノっているんだな」程度に思っておけば間違いはなさそうです。

 

David Guettaはフランス・パリ出身のDJで、今年53歳だそうです。ただライブなんかの映像を見ているととても活気に満ち溢れていて到底50代とは思えません。彼の作る曲自体もフレッシュで、常に人気を保ち続けているのもその「若さ」から起因するものだと思っています。