ねこ太郎ねこの音楽ブログ

洋楽翻訳や歌詞考察を通して音楽をもっと楽しむ!ためのブログです。

Justin Bieber - Beauty And A Beat ft. Nicki Minaj について

洋楽は邦楽と比べ「featuring(フィーチャリング)」と呼ばれる、アーティスト同士のコラボレーション楽曲が非常に多いです。曲のタイトルに「feat.」や「ft.」等の表記があればそれはfeaturing曲です。Lady GagaとBeyoncéがコラボした「Telephone」などが有名どこでしょうか。
featuring曲の最大の魅力は、各個性の融合によって新たな音楽が生み出されることだと思っています。それぞれのアーティストの持っている音楽性がミックスされることで、そこに新たな表現が生まれます。その他にも、ファンに双方のアーティストを知ってもらう機会を得たり、曲のマンネリ化を回避することができる点などの利点があります。ほとんどの場合そこには商業的な思惑があるとは思いますが、新規性によって音楽業界が盛り上がる事はいいことだと考えます。
このブログでも度々featuring曲は度々紹介してきましたが、今回はJustin Bierber と女性ラッパーのNicki MinaJの合作を紹介します。ラップは多くのポップスに入る「余地」があるため、ラッパーは「feat.〇〇」として曲に登場する機会が非常に多いです。

 

 

[Intro: Nicki Minaj]
Yeah, Young Money, Nicki Minaj, Justin, rrr ※1

[Verse 1: Justin Bieber]
Show you off
Tonight, I wanna show you off (Ayy-ayy-ayy)
What you got
A billion could've never bought (Ayy-ayy-ayy)

[Pre-Chorus: Justin Bieber]
We gonna party like it's 3012 tonight ※2
I wanna show you all the finer things in life
So just forget about the world, we young tonight
I'm coming for ya, I'm coming for ya

[Chorus: Justin Bieber]
'Cause all I need is a beauty and a beat
Who can make my life complete
It's all 'bout you
When the music makes you move
Baby, do it like you do

[Verse 2: Justin Bieber]
Body rock
Girl, I can feel your body rock (Ayy-ayy-ayy)
Take a bow
You're on the hottest ticket now, ooh (Ayy-ayy-ayy)

[Pre-Chorus: Justin Bieber]

[Chorus: Justin Bieber]

[Verse 3: Nicki Minaj]
Uh, uh
In time, ink lines
Bitches couldn't get on my incline
World tours, it's mine
Ten little letters on a big sign ※3
Justin Bieber, you know I'ma hit 'em with the ether
Buns out, weiner, but I gotta keep an eye out for Selener ※4
Beauty, beauty and the beast
Beauty from the East ※5
Beautiful confessions of the priest
Beast, beauty from the streets, beat will get deceased
Every time Beauty on the beat eats

[Break: Justin Bieber & Nicki Minaj]
Body rock (Yeah, yeah, yeah)
Girl, I wanna feel your body rock (Let's go, let's go)

[Chorus: Justin Bieber]

 

以下、訳

 

[Intro: Nicki Minaj]
Young Money, Nicki Minaj, Justin ※1

[Verse 1: Justin Bieber]
見せびらかしたいんだ
そう今夜は君を自慢したい気分だ
君の持っているものは
いくらお金があっても手にいられない

[Pre-Chorus: Justin Bieber]
パーティをしようぜ、ずっと先の未来と思ってさ ※2
高級ですげえものを全部見せたいんだ
周りのことは忘れてしまおう、俺たちは若いんだ
いま君に会いに行くからね

[Chorus: Justin Bieber]
美しさと音楽だけあればいいんだ
誰が僕の人生を完璧にしてくれるかな
君のことを言っているんだ
音楽が聞こえてノッてきたら
やりたいようにやるんだ

[Verse 2: Justin Bieber]
ノリノリだね
君の体を感じるよ
賞賛ものだ
君は今みんなの注目の的だよ

[Pre-Chorus: Justin Bieber]

[Chorus: Justin Bieber]

[Verse 3: Nicki Minaj]
ちょうど書き終えたわ
他の娘は私に追いつけない
ワールドツアーは私のもの
でっかく10文字のサインをね ※3
ジャスティン、私が「クスリ」を吸って彼らを殴ったのを知ってるわね
"パン"と"ウインナー"、でも"Selener"の目に入らないようにしてたの※4
美女と野獣」ね
わたしは東から来た「美人」ね ※5
これは私からの美しい告白よ
美女も野獣もやってくるわ、音楽はなくなっちゃうわね
音の美しさを食らうたびにね

[Break: Justin Bieber & Nicki Minaj]
体を動かして
君の体を感じたいんだ

[Chorus: Justin Bieber]

 

※1・・・「Young Money」について
Young Moneyはラッパーが多く在籍する、アメリカのレコード会社です。「Hotline Bling」で有名なDrakeやLil Wayneらが在籍しています。

※2・・・「We gonna party like it's 3012 tonight」について
直訳すると「3012(年)のようにパーティをしよう」です。この曲がリリースされたのは2012年なので3012年はちょうど1000年後の「未来」を表していると考えられます。そのあとの歌詞に「we young tonight」とあるので、あくまで憶測ですが、ここでは「未来」を「永遠の若さ」に結び付けていると考えられます

※3・・・「Ten little letters on a big sign」について
この「Ten little letters(10文字)」とは「Nicki Minaj」を表していると考えられます。

※4・・・「Buns out, weiner, but I gotta keep an eye out for Selener」について
パンとウインナーは「そっち」の意味で用いられています。またそのあとに続く”Selener”は
当時Justinの恋人であったSelena Gomezを指しています。JustinとNickiの「仲」がどこまでのものだったのかは知る由もありませんが、NickiはSelenaにばれずに「何か」をしていたようです。

※5・・・「Beauty from the East」について
この部分の「Beauty」はNicki Minaj本人を指していると考えられます。彼女はアメリカ東南方向にある「トリニダード・トバゴ」出身であるからです。また彼女は幼少期にアメリカ東部に位置する「New York」に移り住み育ったことからも「from the East」を裏付けています。

 

(いい意味で)Justin Bieberらしいパリピ向けの曲でした。MVがNickiらしいハデハデな色使いで構成されているのもテンションに合っていて好きです。ただMV最後のJustinのウェーイ系の盛り上げ方は好きではありません。さて訳ですが、やはりNickiのラップ部分の翻訳が難しく感じました。抽象的な表現や複数の意味合いが含まれている部分に苦戦しました。
こんな風に大勢の人でパーティができる世の中に早く戻ってほしいです。またプールサイドで自撮りしながら「Beauty」達とダンスをしたいものです。