ねこ太郎ねこの音楽ブログ

洋楽翻訳や歌詞考察を通して音楽をもっと楽しむ!ためのブログです。

The Weeknd - Can't Feel My Face について

約5年前、初めて彼の歌声を聞いたときの衝撃は今でも覚えています。当時ラジオでこの曲を聞いていた私は「あれ、これはマイケルの未発表曲か?」と思ってしまいました。なぜならMichel Jacksonの声に酷似していたからです(特に高音部分!)。曲調も80~90年代で、曲中の裏に流れているボイス・エフェクトなんかもMichel Jacksonの「やり口」に似ており、勘違いしてしまいました。その後調べてみると彼は「The Weeknd(Weekendではない)」であることが分かり、同時に彼はMichel JacksonやPrince等の80年代の音楽に強く影響を受けている(本人自身そう述べている)ことも分かりました。

 私事ですが、当時私は「ゲームで勝った方が好きな曲を1曲流せる」という自己欲求を満たす遊びを友達とやっていましたが、その時にこの曲を流したのを今でも覚えています。ただ、ある程度仲の良い友達とやらないとただの趣味の押し付け合いになってしまうので、誰にでもお勧めできる遊びではないです。

 

 

[Verse 1]
And I know she'll be the death of me
At least we'll both be numb
And she'll always get the best of me
The worst is yet to come
But at least we'll both be beautiful and stay forever young
This I know, yeah, this I know

[Pre-Chorus]
She told me, "don't worry about it"
She told me, "don't worry no more"
We both know we can't go without it
She told me, "you'll never be alone", oh, oh, woo

[Chorus]
I can't feel my face when I'm with you
But I love it, but I love it, oh
I can't feel my face when I'm with you
But I love it, but I love it, oh

[Verse 2]
And I know she'll be the death of me
At least we'll both be numb
And she'll always get the best of me
The worst is yet to come
All the misery was necessary when we're deep in love
This I know, girl, I know (This I know)

[Pre-Chorus]

[Chorus]

[Pre-Chorus]

[Chorus]

以下、訳

 

[Verse 1]
彼女は俺に死をもたらすんだ
少なくとも無感覚になっちまう
そしていつも最高の気分にさせてくれる
最悪な気分になることはまだないさ
俺たちは最高にイケてて永遠に若い気分になるんだ
分かってる、イイ感じだ

[Pre-Chorus]
「心配することなんてない」彼女はそう言った
「もう心配しなくていい」って
俺たちはそれがないと進めないんだ
そして彼女はこう言った「あなたはもう一人じゃない」

[Chorus]
君といると自分が感じられなくなる
でも大好きなんだ

君といると自分を失ったみたいだ
でも大好きなんだ、でも大好きなんだ

[Verse 2]
彼女は俺に死をもたらすんだ
少なくとも無感覚になっちまう
そしていつも最高の気分にさせてくれる
最悪な気分になることはまだないさ

恋に落ちるにはどんな哀しみだって必要なのさ
俺は分かってるよ

[Pre-Chorus]

[Chorus]

[Pre-Chorus]

[Chorus]

 

実は曲中の「She」は「人」ではありません。つまり擬人表現が行われているわけですが、何を「She」に例えているかというと、それはいわゆる「クスリ」です。Weeknd自身、コカインなどの「クスリ」をやっていた時期があるそうで、その時見えた景色や意識をこの歌で表現したと考えられます。「numb(痺れる、無感覚)」や「forever(永遠)」などの英単語が登場する歌があればそれは「クスリ」について歌っている可能性があると思った方がいいかもしれません。

マリファナ等、危険性の低いとされる嗜好品は法的に許可されている国や地域があるみたいです。機会があれば人生で一度はやってみたいですが、直前になってビビって逃げてしまう自分の姿も想像できます。