ねこ太郎ねこの音楽ブログ

洋楽翻訳や歌詞考察を通して音楽をもっと楽しむ!ためのブログです。

Bruno Mars - Just The Way You Are について

Bruno Marsは日本でもめちゃ人気なので知っている人は多いと思います。またショッピングモールやテーマパークなどでも彼の曲をよく耳にするので「Bruno Mars」の名前は知らなくとも曲は聞いたことがある、という方も多いのではないでしょうか。今回紹介する「Just Be The Way You Are」はリリースされてもう10年経つようです。若人ながら、時の流れは早いなあとか自分も年をとってしまったなあとか思ってしまいます。

 



[Verse 1]
Oh, her eyes, her eyes
Make the stars look like they're not shinin'
Her hair, her hair
Falls perfectly without her trying
She's so beautiful
And I tell her every day
Yeah, I know, I know
When I compliment her, she won't believe me
And it's so, it's so
Sad to think that she don't see what I see
But every time she asks me, "Do I look okay?"
I say

[Chorus]
When I see your face
There's not a thing that I would change
'Cause you're amazing just the way you are
And when you smile
The whole world stops and stares for a while
'Cause, girl, you're amazing just the way you are
Yeah

[Verse 2]
Her lips, her lips
I could kiss them all day if she'd let me
Her laugh, her laugh
She hates, but I think it's so sexy
She's so beautiful, and I tell her every day
Oh, you know, you know, you know
I'd never ask you to change
If perfect's what you're searching for
Then just stay the same
So don't even bother asking if you look okay
You know I'll say

[Chorus]

[Post-Chorus]
The way you are
The way you are
Girl, you're amazing just the way you are

[Chorus]

以下、訳

 

[Verse 1]
そう君の目は
星々に負けないくらい輝いていて
君の髪は
整えてなくたって素晴らしい
とっても綺麗だよ
毎日そう言ってる
うん知ってるよ
君を誉めたって信じようとしてくれないことは
だから君が君の魅力に気づいてないのがとても悲しいんだ
でも君が「可愛く見える?」って聞くから
いつもそう答えてる

[Chorus]
君の顔を見ていると
自分を変えることなんてないと思う
だって君は、そのままの君が素晴らしいんだから
君が笑うと
世界が一瞬止まるんだ
だってそのままの君が綺麗だから

[Verse 2]
君の唇は
許してくれるなら一日中キスしていたいし 
君の笑顔は
君は嫌いっていうけどとっても魅力的だ
「君は綺麗」だって毎日言ってる
わかってくれよ
変わってくれなんて頼まない
もし君が完璧を求めていたとしても
それは今の君となにも変わらない
だからこれ以上「可愛く見える?」って聞いて僕を困らせないでくれ
なんて言うかわかるよね

[Chorus]

[Post-Chorus]
そのままの君で
そのままの君でいてほしい
そのままの君が美しいんだ

[Chorus]

 

The Beatlesの名曲「Let It Be」や、アナ雪の主題歌として世界的にヒットした「Let It Go」等、「そのままで(自分らしく)いることが一番」であることをメッセージとする曲は少なくないと思います。「Just The Way You Are」も同列ですが、今曲では意中の人に対して語りかけています。

訳していてちょっと面白いと感じたのは曲中で「She」と「You」を使い分けている点です。訳ではどちらも「君」と訳しましたが、微妙にニュアンスが異なると思っています。「She」の時点では、「女性全体の中の一人」を指してはいるけれど「だいぶぼやけた」イメージです。これが「You」になると対象は、「曲を聴いているそこのあなた」という意味合いになるので、より対象が明確になります。

「Just The Way You Are」はテーマ的に、誰かに聞かせるための歌です。[Verse 1]では「She」で曖昧だったけれど、[Chorus](サビ)の盛り上がる部分では、「You」として歌い、対象を明確化させることで一層「聞いてる側」にもこの曲に感動させやすくしているのではないでしょうか。ここまでの考察が合っているかはともかく、細かな主語の違いではあるけれど、曲調に合わせて表現を変えるというのは一つ面白いテクニックだなと感じました。