ねこ太郎ねこの音楽ブログ

洋楽翻訳や歌詞考察を通して音楽をもっと楽しむ!ためのブログです。

Neon Trees - Animal について

洋楽で「Animal」といえば「野性的、肉食的」な意味を指すことが多く、それゆえ歌詞も「そっち」関連だろうなと推測はつきます。今回紹介するNeon Treesの「Animal」も例外ではなく、人を「Animal」に例えてその欲望を歌っています。考えてみれば人も「animal」の一種ですが、長年の進化の過程で理性を手に入れてしまった以上もう「animal」に戻れないのは人類共通の認識でしょう。

 



[Verse 1]
Here we go again
I kinda wanna be more than friends
So take it easy on me
I'm afraid you're never satisfied
Here we go again
We're sick like animals
We play pretend
You're just a cannibal
And I'm afraid I won't get out alive
No, I won't sleep tonight

[Chorus]
Oh, oh
I want some more
Oh, oh
What are you waiting for
Take a bite of my heart tonight
Oh, oh
I want some more
Oh, oh
What are you waiting for
What are you waiting for
Say goodbye to my heart tonight

[Verse 2]
Here we are again
I feel the chemicals kickin' in ※1
It's getting heavy
And I wanna run and hide
I wanna run and hide
I do it every time
You're killin' me now
And I won't be denied by you
The animal inside of you

[Chorus]

[Bridge]
Hush, hush the world is quiet
Hush, hush we both can't fight it
It's us that made this mess
Why can't you understand?
Whoa, I won't sleep tonight

[Outro]

 

以下、訳

 

[Verse 1]
さあもう一度
友達以上の関係になりたいんだ
だから気楽になってくれよ
君がもう満足してくれないのが怖いけど
さあもう一度
俺たちは動物みたいになっちまった
そんなフリして
君はただの人食いだから
生きて戻れるか心配だよ
今夜は眠れないな

[Chorus]
なあ
もっと欲しい
なあ
何を待ち伏せしてるんだい
今夜心に嚙みついてほしい
なあ
もっと欲しい
なあ
何を待ち伏せしてるんだい
何を待ち伏せしてるんだい
心臓に別れを告げるよ

[Verse 2]
もう一度
化学物質が体に流れ込んでくるのを感じる ※1
体が段々重くなる
走り出して逃げてしまいたい
走り出して逃げてしまいたい
そうしようとするといつも
君は俺を殺しに来るんだ
でも拒否なんてしない
君の中の「野性」を感じる

[Chorus]

[Bridge]
世界は静寂している
俺らはもう戦うことはできない
めちゃくちゃにしたのは俺たちだ
わかるだろ?
今夜は眠れそうにない

[Outro]

 

※1・・・「I feel the chemicals kickin' in」について

動物に対して「the chemicals kickin' in」というと、「睡眠剤」や何かしらの「抑制物質」を投与された状態を指していると考えられます。しかし人間の場合「the chemicals」は「クスリ」を指していると考えられ、この歌詞はダブルミーニングとして機能していることがわかります。そのあとに続く「I wanna run and hide」からも、「クスリによる幻覚」などが連想されます。ふと「SHERLOCK」の「バスカヴィルの犬」を思い出しました。

 

意外だったのですが、翻訳してみると主人公はあくまで「襲われる側」だということが分かりました。というのもMaroon 5の「Animals」の印象が強く、そちらは思い切り(というか狂気的に)「肉食側」の楽曲だったためです。題名はほぼ同じでも、アーティストの「個性」によって中身が変わってくるのは興味深いことです。

日本でも「さくら(桜・SAKURA)」という題名の曲は数多ありますが、それぞれに別の良さを感じるのはそれぞれの「個性」のためでしょう。

The Beatles - Blackbird について

歌詞を見た段階では、未熟な自分への応援歌なのかな程度に思っていましたが、制作背景を調査してみると社会的な意味が強く込められた作品であることが分かりました。勘のいい方ならお気づきだと思いますが「blackbird」は「黒人」のことを指しています。この曲のリリース当時(1960年代)、アメリカでは差別撤廃に向けた公民権運動が盛んに行われていました。The Beatlesは、運動に奮闘する彼らへの励ましと、時代が幕開けることへの期待をこの曲に込めたようです。

 

 

[Verse 1]
※1Blackbird singing in the dead of night
Take these broken wings and learn to fly
All your life
You were only waiting for this moment to arise

[Verse 2]
Blackbird singing in the dead of night
Take these sunken eyes and learn to see
All your life
You were only waiting for this moment to be free

[Chorus]
Blackbird fly, blackbird fly
Into the light of the dark black night

[Instrumental Break]

[Chorus]

[Verse 1]

[Outro]
You were only waiting for this moment to arise
You were only waiting for this moment to arise

 

以下、訳

 

[Verse 1]
※1ブラックバードが夜明けに向かって歌っている
折れた翼を脱ぎ捨てて、空へ飛び立とう
人生において

まさにこの瞬間を待っていたんだろう

[Verse 2]
ブラックバードが夜明けに向かって歌っている
弱った眼を見開いて世界を眺めよう

人生において

自由に羽ばたくこの時を待っていたんだろう

[Chorus]
ブラックバードよ飛んでいけ
真っ黒な夜の明かりを求めて

[Instrumental Break]

[Chorus]

[Verse 1]

[Outro]
まさにこの瞬間を待っていたんだろう
幕開ける瞬間を

 

※1・・・「Blackbird」について

比喩表現を尊重したいので敢えてそのまま「ブラックバード」という訳にしましたが、皆さんは「ブラックバード」と聞いてどんな鳥を想像するでしょうか。多くの日本人にとってそれは「カラス」なのではないかと思います。欧米では「Blackbird」は「クロウタドリ」を指すようです。クロウタドリは非常に美しく囀る鳥で、楽曲中にも鳴き声が収録されています。

 

今回は初めてThe Beatlesの楽曲を取り上げました。紹介してきた曲の中では一番古い曲でしたが、派手なサウンドエフェクトやボイスチェンジに頼らない「blackbird」はやはり聴きごたえのあるものです。現代において、このような曲を「ちゃんと」歌える歌手は決して多くないのではないでしょうか。

Keane - Somewhere Only We know について

小学生の頃、悪ガキだった私は小学校で立ち入り禁止とされている場所に行ってよく遊んでいました。先生に見つかったら怒られるというスリルや背徳感を楽しんでいたのだと思います。仲良しグループで「あそこ」といえばそれは体育館の裏倉庫やパソコン室だったりしました。「Somewhere Only We know」という題名で、そんな青春の一幕を思い出しました。

皆さんにはどんな「秘密の場所」があった/あるでしょうか。

 

 

[Verse 1]
I walked across an empty land
I knew the pathway like the back of my hand
I felt the earth beneath my feet
Sat by the river, and it made me complete

[Pre-Chorus]
Oh, simple thing, where have you gone?
I'm getting old and I need something to rely on
So tell me when you're gonna let me in
I'm getting tired and I need somewhere to begin

[Verse 2]
I came across a fallen tree
I felt the branches of it looking at me
Is this the place we used to love?
Is this the place that I've been dreaming of?

[Pre-Chorus]

[Chorus]
And if you have a minute, why don't we go
Talk about it somewhere only we know?
This could be the end of everything
So why don't we go
Somewhere only we know?
Somewhere only we know?

[Pre-Chorus]

[Chorus]

[Outro]
This could be the end of everything
So why don't we go
Somewhere only we know?
Somewhere only we know
Somewhere only we know

 

以下、訳

 

[Verse 1]
枯れた大地を歩いてた
手のひらみたいな道筋を知っていたんだ
足の下に地球を感じた
川辺に座ると満たされたんだ

[Pre-Chorus]
なあ単純だ「君はどこへ行ってしまったんだ?」
俺は年をとった、 信頼できる人が必要なんだ
俺を受け入れる気になったら教えてくれ
もう疲れたよ、立ち上がれる場所が必要だ

[Verse 2]
一本の倒れた木を見たよ
その枝が俺を見ている気がした
ここが俺たちの愛していた場所なのか?
ここが俺の夢見てた場所なのか?

[Pre-Chorus]

[Chorus]
時間があるならそこへ行ってみないか?
俺たちだけが知っている場所を語ろう
それが全ての終わりになるだろう
だから行こうよ
俺たちだけが知っている場所へ
あの場所へ

[Pre-Chorus]

[Chorus]

[Outro]
全てを終わりにできるだろう
だから行こうよ

俺たちだけの、

俺たちだけの

あの場所へ

 

前語りのように、「Somewhere Only We know」は「秘密の場所」だという捉え方もできますが、歌詞の内容的には男女の「思い出の場所」を指しているように思えます。「場所」というものは、ある人にとっては何気ない景色の一部にすぎませんが、ある人にとってはそこに「思い出」が加わり「特別な存在」となります。

あとは、歌詞中の「This could be the end of everything」が少し気にかかります。あまり良い予感はしません。

P!nk - Raise Your Glass について

この曲は「underdogs」、いわゆる「弱者」や「勝ち目のほとんどない者」について歌っている曲です。P!nk姉さん自身、2年間の路上ライブを経験していたそうでその時の心情などをこの曲に込めたそうです。力強い声が魅力的なP!nk姉さんですが、「Raise Your Glass」のテーマにもピッタリきていて、元気をもらえます。私のお気に入りの一曲です。

 

 

[Verse 1]
Right, right, turn off the lights
We're gonna lose our minds tonight
What's the dealio?
I love when it's all too much
5 A.M. turn the radio up
Where's the rock 'n roll?

[Pre-Chorus]
Party crasher, panty snatcher
Call me up if you a gangsta
Don't be fancy, just get dancy
Why so serious?

[Chorus]
So raise your glass if you are wrong
In all the right ways, all my underdogs
We will never be, never be anything but loud
And nitty, gritty, dirty, little freaks
Won't you come on and come on and
Raise your glass
Just come on and come on and
Raise your glass

[Verse 2]
Slam, slam, oh hot damn
What part of party don't you understand?
Wish you'd just freak out (Freak out already)
Can't stop, coming in hot
I should be locked up right on the spot
It's so on right now (It's so fuckin' on right now)

[Pre-Chorus]

[Chorus]
[Bridge]
Oh shit! My glass is empty
That sucks!
※1So if you're too school for cool (I mean)
And you're treated like a fool (Treated like a fool)
You can choose to let it go
We can always, we can always party on our own
So raise your (Ah, fuck)

[Chorus]

 

以下、訳

 

[Verse 1]
さあさあ、もう照明を落として
私たちは今夜狂うんだから

どんな計画にしようかしら
ぐちゃぐちゃになりたいの
5時にラジオをつけて
ロックンロールはどこで聞ける?

[Pre-Chorus]
パーティーを荒らす人や、下着泥棒もいる
もし勇気があるなら私も呼んでよ
取り繕わず、ただただ踊りましょ
真面目はつまらないわ

[Chorus]
間違ってるならグラスで乾杯しよう
これが私たち弱者のやり方よ
ずっと騒がしくて、バカだったり、

砂だらけで、汚く、変人だったりでいいの
あなたもこっちへ来て

乾杯しましょう
ねえこっちに来て
グラスを高々と

[Verse 2]
まるで刑務所よつまらない
パーティって何かわかってる?
大騒ぎしてほしい
止められないわ熱くなってきた

この場所で閉じ込められたい
今がまさにその時よ

[Pre-Chorus]

[Chorus]
[Bridge]
ちぇ、グラスが空よ
最低!
※1もしかっこつけのために群れているなら(そうね)
愚か者のように思われているなら
こっちに来たって良いんだから
私たちはいつだって自分たちで楽しめるの
高く掲げよう(もう全く!

[Chorus]

 

※1・・・"So if you're too school for cool"について

 

 調べてみると形容詞の「school」には「群れる」という意味がありました。確かに「学校」は学生が群れる場所でもあるのでイメージがしやすいです。また「school」と「cool」で韻を踏んでいます。他にもこの曲はいろんなところにrhyme(韻)が組み込まれていて、聞いていて心地がいいです。

 

「人生楽しんだもん勝ち」をROCKに歌っている曲でしたね!体裁や周りを気にするより、「自分」を持ち続けることが大切だと言っています。

「underdogs」は最近の言葉で言うと「陰キャ」に当たるでしょうか。私も一人の「陰キャ」としてこの曲から元気をもらっています。さあ乾杯だ!陰キャはそもそもパーティなんて滅多にやらないんですけどね。

Maroon 5 - Misery について

Adam Levine(Maroon 5のvocalでMVの主人公)曰く、この曲では「手の届かない、憧れの人を求めてしまうことへの哀しみや人間関係の難しさ」を描いたそうです。ただ曲調はPOPなので私にはポジティブに感じました。 「Misery」のようにノリはいいけど内容は暗い(重い)、という曲は多くあると感じますが、その逆はほとんどないように思われます。これは私個人の憶測ですが、「キャッチーでハッピーな音楽の方が多くの人に受け入れられやすい」という背景(商業的な思惑)があるためと思われます。

 それにしてもこのMV、見ていてかなり痛々しいです。超超ドMの方にとってはこれが最高の「プレイ」だったりするのでしょうか。

 

 

[Verse 1]
※1So scared of breaking it that you won't let it bend
And I wrote two hundred letters I will never send
Sometimes these cuts are so much deeper than they seem
You'd rather cover up, I'd rather let them bleed
So let me be, and I'll set you free (Oh yeah)

[Chorus]
I am in misery
There ain't nobody who can comfort me (Oh yeah)
Why won't you answer me?
The silence is slowly killing me, oh yeah

[Post Chorus]
Girl, you really got me bad
You really got me bad
Now I'm gonna get you back
I'm gonna get you back

[Verse 2]
Your salty skin and how it mixes in with mine
The way it feels to be completely intertwined
※2Not that I didn't care, it's that I didn't know
※3It's not what I didn't feel, it's what I didn't show
So let me be, and I'll set you free

[Chorus]

[Post-Chorus]

[Bridge]
You say your faith is shaken, and you may be mistaken
You keep me wide awake and waiting for the sun
I'm desperate and confused, so far away from you
I'm getting there, I don't care where I have to roam

[Refrain]
Why do you do what you do to me? Yeah
Why won't you answer me, answer me? Yeah
Why do you do what you do to me? Yeah
Why won't you answer me, answer me? Yeah

[Chorus]

[Post-Chorus]

[Outro]

 

以下、訳

 

[Verse 1]
※1君が折れなくて関係が壊れてしまうのが怖いんだ
俺は送りもしない手紙を200通も書いたりした

ときには見た目よりも深い傷を負ってな
君は直してくれようとするけど、俺はむしろ引き裂きたい
だから自由にさせてくれ、君も自由にさせるから

[Chorus]
俺はなんて惨めなんだ
慰めてくれる人なんていないし
君はなんで答えてくれないんだ?
その沈黙が俺を傷つけるんだ

[Post Chorus]
そうやって俺を悩ませる
病んでしまいそうだ
君を取り戻してみせる
あの頃みたいに

[Verse 2]
君の塩辛い肌がこうして僕と混ざりあっている
こうしてると確かに絡み合ってると感じるんだ
※2気にしてなかったんじゃなくて知らなかったんだ
※3感じてなかったわけじゃなくて見せなかったんだ
だから好きにさせてくれ、君も自由にさせるから

[Chorus]

[Post-Chorus]

[Bridge]
君は自分の信念が揺らいでると言う、君は間違っているかもしれない
君のせいで眠れないんだ、また日の出を待っている
はやけくそになったり混乱したりして、君が遠くに感じる
きっと君の元へ行くんだ徒労になっても構わない

[Refrain]
なんでそんなことをするんだ?
なんで答えてくれないんだ?
なんでそんなことをするんだ?
答えてくれよ

[Chorus]

[Post-Chorus]

[Outro]

 

 

※1・・・"So scared of breaking it that you won't let it bend"について

いわゆるso that構文というやつです。この場合は文脈から「"you won't let it bend" だから"So scared of breaking it"である」という形で訳しています。ここでは"it"の訳し方に悩みました。結局「関係」という訳にしましたが最適かどうかは定かではありません。あとここの歌詞は「曲がった方が壊れない」ことを暗示していますが、これはある物体に力が加わったときその物体は形を変えた(力をうまく吸収できた)方が壊れにくいという物理的現象が基になっていると考えられます。

※2・・・"Not that I didn't care, it's that I didn't know "について

主人公は何を知らなかったのでしょうか。「didn't」と過去形が用いられているため、(順風満帆にいってた)あの頃は考えられなかったことなのかもしれません。だから例えば「相手の存在の大切さ」や「二人の不穏な将来」を指していそうです。抽象的な意味合いが含まれているので訳はぼかしています。

※3・・・"It's not what I didn't feel, it's what I didn't show"について

ここでは訳し方というより、意味の理解がいまいちできていません。訳だけ追うと「感じてはいたけど見せなかった」ということになりますが、何を隠していたんだろう?と考えるとそれは「相手に対する不満」や「疑心暗鬼な心」であると推測できます。他にも様々な捉え方があると思いますが、皆さんはどう考えますでしょうか。

 

前語りの続きですが、今の時代にこのMVを出したら「暴力的」とみなされ批判の対象になると思います。この曲がリリースされたのは約10年前ですが、たった10年で社会の価値観は大きく変わるものなのかもしれないなと思いました。

話題は変わりますが、来週はグラミー賞(ノミネート発表)とAMAアメリカンミュージックアワード)の発表があります。コロナの影響で音楽を聞く方が増えている中、今年は誰にスポットライトが当たるのでしょうか。グラミー賞は正直予測ができませんが、AMAの女性部門はTaylorかArianaが受賞すると個人的には予想しています。

 

気分を上げる洋楽まとめ①(Major Lazer - Light It Up など7曲)

今回は少し体裁を変えて、複数の曲を短い解説とともに紹介していきます。

この形式をとろうと思った理由は2つあって、

①このペース(1曲/4,5日)で記事を作成しても、楽曲の紹介数が限られる

②訳を必要としない曲の存在がある、からです。

①に関していえば自分の執筆能力を上げればいい話なのですが、今のところそれはできそうにもありません(能力的・時間的・体力的に)。余談ですが現在Apple Musicには曲数が「7000万曲」あるそうです。1日10曲紹介しても約2万年かかります。骨として残っていたらラッキー☆な長さです。

 

以下本文

 

気分を上げる洋楽まとめ①(Major Lazer - Light It Up など7曲)

今回は個人的に好きな曲をまとめました。一聴していただければ幸いです。

 

1.Major Lazer – Light it Up Remix (feat. Nyla & Fuse ODG)


2015.11.5リリース。中南米などを彷彿とさせる、トロピカルな音が特徴の曲です。カラフルなMVを見てるとこちらも体を動かしたくなってきます。なお↑はリミックスですが、原曲もノリがよいのでぜひ聞いてみてください。

 

2.Sigala - Easy Love


2015.9.4リリース。イギリスのDJ、Sigalaの名前を世界に広めたこの曲には、Jackson 5 の「ABC」がサンプリングされています。Sigala曰く「夢の中で思いついた」サウンドだそうです。聞くたびに幸せな気分になります。

 

3.Panic! At The Disco - High Hopes


2018.5.23リリース。力強いトランペットのサウンドが印象に残る曲です。歌詞にも勇気をもらえ、個人的にはすごく未来志向な印象を受けます。日本ではCMにも使われていたので聞いたことのある方が多いかも。

 

4.Galantis - Peanut Butter Jelly


2015.4.20リリース。Galantisはスウェーデン出身の二人組のDJです。とても明るく、楽しいサウンドを提供してくれます。そういう意味で「Peanut Butter Jelly」は彼らの代表曲といっても過言ではないでしょう。

 

5.Marshmello - Find Me


2016.1.8リリース。重低音と印象的なフレーズが特徴のMarshmelloの一曲です。多くの日本人にとって「歌」の無い曲には抵抗があるかもしれませんが、「音」だけで十分「楽」しめる曲なのでぜひ聞いてみてください。

 

6.Tiësto - Wasted ft. Matthew Koma


2014.4.25リリース。TiëstoはオランダのDJです。MVも相まってとにかく楽しい!そして可愛い!曲となっています。曲中に賑やかな声が使用されているのもいいですね。なおここでの「wasted」は「無駄」ではなく「飲酒やバカ騒ぎ」というニュアンスです。

 

7.TheFatRat - Monody (feat. Laura Brehm)

2016.11.7リリース。TheFatRatはドイツ出身のプロデューサーです。始まりの神聖的なサウンドが徐々に盛り上がっていく感じがとても病みつきになります。民族楽器のようなサウンドを使用するのも彼の曲の特徴だといえるでしょう。

 

今回は以上7曲を紹介いたしました。聞いたことのある曲・無い曲あると思いますが、どれも前向きでポジティブになれる曲だと思います。曲の選考をするにあたって、やはりMVが曲に与える影響は非常に大きいなと感じました(MVはほぼ曲の「一部」という感覚)。MVと詞の内容が大きく違ったりすることも多くありますが、少なくとも作り手が聞き手にどういうイメージをその曲に持ってもらいたいかがわかります。

 

Robin Thicke - When I Get You Alone について

この曲は以前から知っていましたが、ここで取り上げるまで歌手名は知りませんでした。検索して初めてRobin Thickeのデビューシングルと知りました。Robin Thickeの「Blurred Lines」は当時ラジオで流れまくっていて、私もすっかり洗脳されていますので、今でも聞きたくなります(MVのエロさもgood)。知っていると思っていた曲でも改めてしっかり調べるといろいろな発見や繋がりがあって楽しいです。Steve Jobs氏の言葉を借りるなら「connecting the dots」、バラバラだった点がつながる感覚です。

肝心の曲ですが、ベートーヴェンの「運命」がサンプリング(引用)されています。クラシック音楽とポップスの融合はとても新鮮です。

 



Oh yeah

[Verse 1]
Baby girl, where you at?
Got no strings, got men attached
Can't stop their feenin' for long, no (ohh, no)
You makin' dogs wanna beg
Breakin' them off your fancy legs
But they make you feel right at home now

[Hook 1]
See, all these illusions just take us too long
And I want you bad
Because you walk pretty
Because you talk pretty
Because you make me sick
And I'm not leavin', 'til you're leavin'

Oh, I swear there's something when she's pumpin'
Askin' for a raise
Well, does she want me to carry her home now?
So, does she want me to buy her things?
※1On my house, on my job, on my loot, my shoes, my shirt
My crew, my mind, my father's last name?

[Chorus]
When I get you alone
When I get you, you'll know, baby
When I get you alone
When I get you alone now
(It's all mine)

Come on (oh yeah, yeah)

[Verse 2]
Baby girl, ※2you the shit
That makes you my equivalent
Well, you can keep your toys in the drawer tonight (alright)
All my dawgs talkin' fast
"Ain't you got some photographs?"
Cause you shook that room like a star, now (Yes, you did, oh)

[Hook 2]
All these intrusions just take us too long
And I want you so bad
Because you walk city
Because you talk city
Cause you make me sick
And I'm not leavin', 'til you're leavin'

So I pray to something she ain't bluffin'
Rubbin' up on me now
Well, does she want me to make a vow? (Check it)
Well, does she want me to make it now?
On my house, on my job, on my loot, shoes, my voice
My crew, my mind, my father's last name?

[Chorus]

[Hook 3]
All these intrusions just take us too long
And I want you so bad
Because you walk pretty
Because you talk pretty
Cause you make me sick
And I'm not leavin', 'til you're leavin'

But I pray to something when she's pumpin'
Rubbin' up on me now
Want me to break it down? (Check it)
Well, did you want me to make it now?
On my house, on my job, on my loot, shoes, my voice
My crew, my mind, my father's last name?

[Chorus]

 

以下、訳

 

[Verse 1]
ねえ今どこにいるんだ?
紐なんてないのに、男を引き付けて
俺たちの気持ちをもて遊ばないでくれよ
みんな君に夢中なんだ
君は派手な脚で振り払うけど
家でくつろいでいる感覚なんだろうな

[Hook 1]
そんな幻想が俺たちを悩ませるんだ
君が欲しくてたまらない
だって君の綺麗な歩く姿
可愛く話す姿
全部辛くさせるんだ
君がいなくなるまで俺は離れないし

君が男を求めているときに、何か起こると信じてる
認めてもらいたいよ
ねえ家まで送って欲しいのかい?
それとも何か買ってあげようか?
※1君にすべてをささげたい

父親の姓だって

[Chorus]
君が一人になったら
きっとわかるさ
君が一人になったら
君を独り占めしたい

[Verse 2]
※2君は最高だ
自分もそうさせてくれる
そうやって今夜またおもちゃを引き出しにとっておくんだ 
ダチはみんな口早に
"写真を撮らなかったのか?"って
スターみたいに踊ってたからそれどころじゃなかった

[Hook 2]
邪魔者たちが俺たちを阻むんだ
君が欲しくてたまらない
だって君が街を歩くと
おしゃべりしてると
病んでしまいそうだ
君が去ってしまうまで俺は離れないし

君が俺を騙していないことを信じてる
こうして体を摺り寄せてるんだ
誓ってほしいのかい?
大切にして欲しいのかい?
なんだってあげるよ

父親の姓だって

[Chorus]

[Hook 3]
邪魔者たちが足を引っ張るんだ
君が欲しくてたまらないよ
君の綺麗な歩く姿
可愛く話す姿
全部辛くさせるんだ
君がいる限り俺は離れないし

君が俺を騙していないことを信じてる
こうして体を摺り寄せてるんだ
落ち着いてほしいのかい
わかって欲しかったんだろ?

俺のすべてをあげるよ

父親の姓だって

[Chorus]

 

※1・・・"On my house, ~ my father's last name?"について

この曲の肝といってもいい、ここのフレーズですが直訳すると「私の家、仕事、戦利品、靴、シャツ
友達、心、私の父の姓」となります。これは感覚的なものかもしれませんが、この部分は畳みかけるように歌われているため、ここでは主人公の「もう何でも投げ出すから俺と付き合ってくれ!」という感情を表現しているものと考えられます。
よって訳では「俺のすべて」とまとめて訳しています。

※2・・・"you the shit"について

最初私はこの部分を「最低なひどい女だ」と訳していましたが、歌の意に沿わないため調べなおしました。すると"shit"と"the shit"は真逆の意味で使用されることが分かりました。つまり"shit"は「最低」という意味を表しますが、”the shit”は反対に「最高」の意となります。意味が正反対になる理由はよくわかりませんが、"the"を聞き落としたばっかりに、勘違いして落ち込んでしまうことはよくありそう(?)です。

 

訳するのがめちゃ難しかったです。そのまま訳しても意味が通らない部分が多く、適した日本語を絞り出す日本語力が求められました。中学時代になぜか受けさせられた日本語検定は準3級というひどい結果でしたので、訳の正確さは期待しないでください。